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職場の人間関係で嫉妬してしまうのは自分に理由がある？
職場の人間関係で嫉妬してつらいのは自分を好きでないからという考え方
職場の人間関係で嫉妬してつらいのは自分を好きでないからという考え方は、ちょっとちがうような気がします。職場の人間関係に問題が起こる根本は、嫌いな相手の気持ちがよくわからないからです。職場の誰とも会話しないような人は、どういう気持ちで職場にくるのか? 全く知らないはずですが、職場の人間関係がぎくしゃくする根本的な理由がわからないから、職場の誰かにちょっかいを出せば、誰がどういう反応をするかわからないと不安になるのです。
ただそのほかの人の場合も、単純に「その人のことが嫌いだから」という理由ではなくて、「その人の気持ちに興味があるからこそ、興味のない他人の気持ちも理解できた」ということで、やっぱり「興味があるからこそ、他人が何を考えているのか、ぜんぜんわからない」ということはあると思います。それは一種の超能力ともいえるかもしれません。
いくら言ってもわからない人にどういう風に接したらいいのか? を考えた結果、その人が仕事中にどんな気持ちでいると予想できるのか? 職場の人間関係の問題って、最終的にはその本人がどういう気持ちであるのか? ということなので、それがよくわからないときには、何か変化を加えても意味がないと思うのです。
職場の人間関係で嫉妬してつらいのは自分を好きでないからという考え方のポイント
職場の人間関係で嫉妬してつらいのは自分を好きでないからという考え方のポイントは、嫉妬しても意味がない、というところにつきます。この場合の「無意味」は別の言葉に置き換えれば「あなたは生きていてはいけない」「迷惑だから出て行ってくれないか」となるでしょうか。嫉妬はしばしば相手を破壊する凶器となり得ますから、それに対する危惧は重要なことでしょう。
そして、そうである以上、「嫉妬」は「存在不安」に由来する不快な感情であることは明らかです。では、嫉妬とは何でしょう。
嫉妬は自分が好きな人間に認められたいためにある、としばしば言われています。好きでない者に認められる必要などありません。「あなたが好きだから嫉妬するの」これは要するに「あなたが好きでない」ことが嫌いな者への嫉妬の理由である、ということです。そして、自分は好きでない相手に認めてもらうためには、誰かを自分より優れた存在とみなし、それに嫉妬しなければなりません。
